名刺やフライヤーなど、小ロットで安く制作する方法として、ネット印刷通販サイトを利用するという手段があります。
入稿データの規格に関しましては、印刷サイト業者様により多少の差異やクセなどがあります。
当オフィスに印刷物のデザインをご依頼の場合は、事前に印刷方法を伺っております。
ネット印刷業者選定から最適な入稿データの制作までお手伝いさせていただきます。
ご相談は無料です。
ネット印刷サイトでの失敗をしないためにも、ぜひご相談ください。
入稿データ仕様
チラシ・フライヤー(~B3)
プリントネット | PSD入稿 対応サイズ:B6~A3 データ仕様:専用のPSDテンプレート 入稿の際に、JPEGもしくはPDFで出力したサンプルデータが必要 PPTX→PDF入稿 対応サイズ:B6~B3 データ仕様:専用のPPTXテンプレートの場合(B5~A4)、PDF保存して入稿 テンプレートを使わずに制作する場合(B6~B3)、仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 対応サイズ:B6~B3 仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 中二つ折り、巻三つ折り加工指示対応可、入稿データとは別に、加工指示データが必要。 |
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ラクスル | PSD→PDF入稿 対応サイズ:B8~A3 データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 PPTX→PDF入稿 対応サイズ:B8~A3 データ仕様:専用のPPTXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 対応サイズ:B8~A3 データ仕様:専用のdocxテンプレートで制作、PDF保存して入稿 中二つ折り、巻三つ折り加工指示対応可。 |
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プリントパック | PPTX→PDF入稿 対応サイズ:B8~A3 データ仕様:専用のPPTXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 対応サイズ:B8~A3 データ仕様:専用のdocxテンプレートで制作、PDF保存して入稿 |
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@グラフィック | PSD入稿 対応サイズ:B8~B3 データ仕様:専用のPSDテンプレート PPTX→PDF入稿 対応サイズ:B8~B3 データ仕様:専用のPPTXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 対応サイズ:B8~B3 データ仕様:専用のPPTXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 中二つ折り、巻三つ折り加工指示対応可。 |
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東京カラー印刷 | PSD→PDF入稿 対応サイズ:B8~A3 データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDFまたはJPG保存して入稿 PPTX→PDF入稿 対応サイズ:B8~A3 データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 対応サイズ:B8~A3 データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 中二つ折り、巻三つ折り加工指示対応可、入稿データとは別に、加工指示データが必要。 |
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ポスター(A3~B0)
プリントネット | PSD入稿 対応サイズ:B3~A0 データ仕様:専用のPSDテンプレート 入稿の際に、JPEGもしくはPDFで出力したサンプルデータが必要 PPTX→PDF入稿 対応サイズ:B3~A0 仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 対応サイズ:B3 仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 |
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ラクスル | PPTX→PDF入稿 対応サイズ:A3~A0 データ仕様:専用のテンプレートで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 対応サイズ:A3~B3 データ仕様:専用のテンプレートで制作、PDF保存して入稿 |
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@グラフィック | PSD→PDF入稿 対応サイズ:A3~B0 データ仕様:専用のPPTXテンプレート PPTX→PDF入稿 対応サイズ:A3~A2 データ仕様:専用のPPTXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 対応サイズ:A3~B3 データ仕様:専用のDOCXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 |
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東京カラー印刷 | PSD→PDF入稿 対応サイズ:A3~B0 データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDFまたはJPG保存して入稿 PPTX→PDF入稿 対応サイズ:A3~B0 データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 対応サイズ:A3~B0 データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 |
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名刺
プリントネット | PSD入稿 対応サイズ:3号サイズ・普通サイズ・欧米サイズ・二つ折り データ仕様:専用のPSDテンプレート 入稿の際に、JPEGもしくはPDFで出力したサンプルデータが必要 PPTX→PDF入稿 データ仕様:専用のPPTXテンプレートの場合(普通サイズ・欧米サイズに対応)、PDF保存して入稿 テンプレートを使わずに制作する場合(3号サイズ・普通サイズ・欧米サイズに対応)、仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 データ仕様:(3号サイズ・普通サイズ・欧米サイズに対応)、仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 PP加工指示が可能。 |
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ラクスル | PSD入稿 データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作(3号サイズ・普通サイズ・欧米サイズに対応)、PDF保存して入稿 PPTX→PDF入稿 データ仕様:専用のPPTXテンプレートの場合(3号サイズ・普通サイズ・欧米サイズに対応)、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 データ仕様:専用のDOCXテンプレートの場合(3号サイズ・普通サイズ・欧米サイズに対応)、PDF保存して入稿 角丸加工指示が可能。 PP加工指示が可能。 |
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プリントパック | PPTX→PDF入稿 データ仕様:専用のPPTXテンプレートで制作(3号サイズ・普通サイズ・欧米サイズに対応)、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 データ仕様:専用のDOCXテンプレートで制作(3号サイズ・普通サイズ・欧米サイズに対応)、PDF保存して入稿 角丸加工指示が可能。 PP加工指示が可能。 |
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@グラフィック | PSD入稿 対応サイズ:3号サイズ・普通サイズ・欧米サイズ・二つ折り データ仕様:専用のPSDテンプレートで制作、PDF保存して入稿 PPTX→PDF入稿 対応サイズ:3号サイズ・普通サイズ データ仕様:専用のPPTXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 対応サイズ:3号サイズ・普通サイズ データ仕様:専用のDOCXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 角丸加工指示が可能。 PP加工指示が可能。 二つ折りは折加工とズジ入れが選択可能。 |
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東京カラー印刷 | PSD→PDF入稿 対応サイズ:3号サイズ・普通サイズ・欧米サイズ・二つ折り データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDFまたはJPG保存して入稿 PPTX→PDF入稿 対応サイズ:3号サイズ・普通サイズ・欧米サイズ・二つ折り データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 対応サイズ:3号サイズ・普通サイズ・欧米サイズ・二つ折り データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 3号サイズは角丸仕様あり。 |
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ポストカード(100×148mm)
大判ハガキ(120×235mm)
A4大判ハガキ(210×297mm)
往復ハガキ(200×148mm)
プリントネット | PSD入稿 データ仕様:専用のPSDテンプレート(ポストカード、大判ハガキ、往復ハガキに対応) 入稿の際に、JPEGもしくはPDFで出力したサンプルデータが必要 PPTX→PDF入稿 データ仕様:専用のPPTXテンプレート(ポストカードのみ)の場合、PDF保存して入稿 テンプレートを使わずに制作する場合(ポストカード、大判ハガキに対応)、仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 データ仕様:(ポストカード、大判ハガキに対応)、仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 往復ハガキはスジ入れ1本対応。 |
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ラクスル | PSD入稿 データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 PPTX→PDF入稿 データ仕様:専用のPPTXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 データ仕様:専用のDOCXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 往復ハガキはスジ入れ1本対応。 |
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プリントパック | PPTX→PDF入稿 データ仕様:専用のPPTXテンプレートで制作(ポストカード、大判ハガキ、往復ハガキに対応)、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 データ仕様:専用のDOCXテンプレートで制作(ポストカード、大判ハガキ、往復ハガキに対応)、PDF保存して入稿 往復ハガキはスジ入れ1本対応。 |
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@グラフィック | PSD入稿 データ仕様:専用のPSDテンプレートで制作(ポストカードに対応) PPTX→PDF入稿 データ仕様:専用のPPTXテンプレートで制作(ポストカード、大判ハガキ、往復ハガキに対応)、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 データ仕様:専用のDOCXテンプレートで制作(ポストカード、大判ハガキ、往復ハガキに対応)、PDF保存して入稿 往復ハガキはスジ入れ1本対応(有料)。 |
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東京カラー印刷 | PSD→PDF入稿 対応サイズ:ポストカード、大判ハガキ、往復ハガキ データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDFまたはJPG保存して入稿 PPTX→PDF入稿 対応サイズ:ポストカード、大判ハガキ、往復ハガキ データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 対応サイズ:ポストカード、大判ハガキ、往復ハガキ データ仕様:仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、PDF保存して入稿 往復ハガキはスジ入れ1本対応、ミシン入れ対応あり。 |
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官製ハガキ(100×148mm)
かもめーる(100×148mm)
年賀ハガキ(100×148mm)
プリントネット | PSD入稿 データ仕様:専用のPSDテンプレート 入稿の際に、JPEGもしくはPDFで出力したサンプルデータが必要 はがき代込みのオーダーです。はがき持ち込み印刷は不可です。 デザイン面は上下左右に5mmの印刷できない余白が必要です。 宛名面は郵便番号、差出人部分、お年玉部分など、さらに印刷できない領域があります。 |
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ラクスル | PSD入稿 データ仕様:仕上がりサイズで制作、PDF保存して入稿 PPTX→PDF入稿 データ仕様:専用のPPTXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 データ仕様:専用のDOCXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 はがき代込みのオーダーです。はがき持ち込み印刷は不可です。 デザイン面は上下左右に5mmの印刷できない余白が必要です。 宛名面は郵便番号、差出人部分、お年玉部分など、さらに印刷できない領域があります。 |
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プリントパック | PPTX→PDF入稿 データ仕様:専用のPPTXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 データ仕様:専用のDOCXテンプレートで制作、PDF保存して入稿 はがき代込みのオーダーです。はがき持ち込み印刷は不可です。 印刷はデザイン面のみ、上下左右に5mmの印刷できない余白が必要です。 |
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東京カラー印刷 | PSD→PDF入稿 データ仕様:仕上がりサイズで制作、PDFまたはJPG保存して入稿 PPTX→PDF入稿 データ仕様:仕上がりで制作、PDF保存して入稿 DOCX→PDF入稿 データ仕様:仕上がりで制作、PDF保存して入稿 はがき代込みと持ち込みのオーダーが選択できます。 デザイン面は上下左右に4mmの印刷できない余白が必要で、さらに天地どちらかは10mmの余白が必要。 宛名面は郵便番号、差出人部分、お年玉部分など、さらに印刷できない領域があります。 |
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フチなし全面印刷
官製ハガキ(100×148mm)
かもめーる(100×148mm)
年賀ハガキ(100×148mm)
ふち無しはがき印刷本舗 | 対応ソフト Photoshop等ラスタ系ソフト、word、powerpoint、(筆まめ・筆ぐるめ・筆王などもOK) データ仕様 仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作、原寸大での出力対応しかできないソフトは、3mm内側の96×142mmを106%拡大して印刷 入稿可能データ形式 PDF、PNG、JPG、TIFF はがき代込みと持ち込みのオーダーが選択できます。持ち込みの場合は10円/1枚の手数料が必要。 |
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ベストプリント | 対応ソフト Photoshop等ラスタ系ソフト、word、powerpoint データ仕様 仕上がりサイズに上下左右3mmを足したサイズで制作 仕上がりサイズは97×145mm(光沢紙に印刷後、ハガキに貼り合わせてカットするため) 入稿可能データ形式 PDF、PSD、DOCX、PPTX 入稿データとは別に、JPG出力した印刷見本が必要。 はがき代込みのオーダーです。持ち込みはできません。 |
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オリジナル封筒
プリントネット | PSD入稿 データ仕様:専用のPSDテンプレート(角2、長3、洋長3に対応) 入稿の際に、JPEGもしくはPDFで出力したサンプルデータが必要 フタ部分も含め、全面印刷可能。 |
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既製封筒
プリントネット | PSD入稿 データ仕様:専用のPSDテンプレート(角2、長3、洋長3、長4に対応) 入稿の際に、JPEGもしくはPDFで出力したサンプルデータが必要 PPTX→PDF入稿 データ仕様:専用のPPTXテンプレート(角2、長3、長3セロ窓、洋長3、洋長3セロ窓、長4に対応) 袋貼り合わせ部分、フタ部分など、印字不可領域あり。 フタ部分は中央部に印刷可。 |
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ラクスル | PPTX→PDF入稿 データ仕様:専用のPPTXテンプレート(角2、長3、長3セロ窓、洋長3、洋長3セロ窓に対応) DOCX→PDF入稿 データ仕様:専用のDOCXテンプレート(角2、長3、長3セロ窓、洋長3、洋長3セロ窓に対応) 袋貼り合わせ部分、フタ部分など、印字不可領域あり。 |
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プリントパック | PPTX→PDF入稿 データ仕様:専用のPPTXテンプレート(角2、長3、長3セロ窓、洋長3に対応) DOCX→PDF入稿 データ仕様:専用のDOCXテンプレート(角2、長3、長3セロ窓、洋長3に対応) 袋貼り合わせ部分、フタ部分など、印字不可領域あり。 |
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名刺・封筒・ポストカード 箔押
箔押のズガ | 入稿データ データ仕様:箔押型サイズは100mm×50mmまで 箔押部分の上下左右5mmの余白を設けてPSD、JPG、PNGでデータを作成(1200dpi) 入稿の際に、箔押位置が確認できる制作物の実寸JPEGもしくはPDFで出力したサンプルデータ(350dpi)が別途必要 各制作物の仕上がりサイズで上下左右5mmは箔押不可。 封筒の場合、袋貼り合わせ部分、フタ部分など、箔押不可領域あり。 |
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クリアファイル
ウエーブ | 入稿データ データ仕様:A4収容型で展開時のサイズ、440mm×312mmで制作 データ形式:JPG、TIFF、PNGでデータを作成(350~600dpi) 開放部分左右18mm、上下12mmは印刷不可。 材質は白PETのみ対応可。 |
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横断幕・タペストリー・のぼり旗
No.1幕 | 入稿データ データ仕様:原寸サイズ(袋とじ・ハトメ部分なども含む)で制作 データ形式:JPG、TIFF、PNGでデータを作成(350~600dpi) 背景はフチなしOK、ただし文字などの素材は、ハトメ加工の場合は上下左右40mm、補強加工上下左右10~20mm、上下袋縫いの場合は、折り返し縫い代部分30mm~50mmは素材を配置しないデザインにすること。 材質はトロマット、クロス、ターポリン、テトロンポンジなど。 |
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シール・ステッカー
マツダプリント | 入稿データ データ仕様:原寸サイズ+上下左右ヌリタシ5mm(円・楕円・角丸四角対応)で制作 データ形式:JPG、TIFF、PNGでデータを作成(350~dpi) 基本はシート納品、くり抜きカット、ハーフカットはオプション加工。 |
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その他
プリントライ | 入稿データ データ仕様:IllustratorやPhotoshop以外に、InkscapeやGIMP等で作成したRGBカラーのデータでも入稿可能 データ形式:PDFまたは各ソフトの出力形式でデータを作成(カラー350dpi・モノクロ600dpi) 基本は個別対応、名刺、チラシ、ポスター、封筒など多商品に渡りテンプレートがあります。 |
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ネット印刷通販・各社サイト
デジタルデータと印刷物の違い
通常、名刺やチラシなどをデザインする際は、パソコンなどでIllustratorやPhotoshop、office系ソフトなど使い、デジタルなデータとして作成・保存していると思います。
色なども含め、バックライトの点いた液晶画面で確認されていると思います。
お持ちのインクジェットやレーザープリンターで印刷される場合もあるかと思います。
この場合は、手元での発色など確認が可能ですし、気に入らなければ原稿を補正して、改めて印刷することも可能です。
最近のインクジェットは7色インク対応とかで性能も優れており、写真などは比較的元画像に近い発色で、綺麗に印刷できます。
ただ、それでも実際に紙に印刷された結果と元データを液晶画面でご覧頂いている状態とでは、かなり色合いが変わっているかと思います。
インクジェットにしてもレーダープリンターにしても、A4一枚あたりにかかるインク代・トナー代・紙代など考慮すると、だいたい20円~30円と考えてください。
コンビニなどのコピーサービスでも、A4カラーコピーは30円だったと思います。
ネット通販を利用するとA4フルカラーで14円前後、両面でも30円前後だと思います。
紙もPPC用紙ではなく、少し厚手のケント紙などで印刷が手配可能です。
100枚刷ったとしてもかなりリーズナブルに印刷可能です。
そこで落とし穴がいくつかあります。
一発勝負である
営業マンが対応してくれる一般の印刷髄者であれば、おそらく実際の紙に試し印刷されたものを持ってきてくれて、あーでもない、こーでもないと、やりとりしながら印刷データの補正が可能です。
しかし、ネット印刷通販はデータとして仕様が整っていれば、そのまま印刷工程に流れて納品されます。
現物は納品されて拝めるわけです。
色がどうのこうのといったクレームは一切認められないです。
※ネット印刷通販の中には、有料でも試し刷りをして少量納品をかけてくれる業者もあるかとは思いますが、高いと思いますし日数も余分にかかるかと思います。
カラーインデックスの違い
RGBcollarindexとCMYKcollarindexです。
RGBはすべてのデジタルデータを人がデジタル機器で認識できるための色を管理するコードです。
いわゆる光の三原色というやつです。
印刷用に制作したデータは当然RGBコードで色が管理されています。写真などの素材もRGBデータです。
ですから、PCやスマホで見ることができます。
印刷の世界では三色のインクと濃度により色が管理されています。
三色を重ね塗りをすることで様々な色を表現しています。
これがCMYKと呼ばれるものです。
CMYKつまり印刷で表現できる色域は、光データとして認識できるRGBに比べてかなり狭いです。
ここではコードベースで話を書いてますが、ようするにRGBで可視できるすべての色が印刷で表現できるわけではないということを理解して頂きたいのです。

原則、印刷業者の大半は、印刷データをAdobe社のillustrator(Ai)出力で要求してきます。
同ソフトはデータをRGBコードからCMYKコードに変換して出力できるからです。
そっちで変換してから入稿してこいと言っているわけです。
コードの差分で生まれる表現できない色域は、この時点で変換されて置き換わります。
端的に言えば色目が変わります。
この責任は背負いたくないのです。
ただ、最近は大手ネット印刷通販を中心に、office系ソフト等で制作した印刷入稿データを、PDFで受け付けてくれるところが増えています。
普通に考えてネットショップサイトを個人で運営されている手作りアクセサリー作家の主婦の方が、チラシを印刷したいために何十万もするillustratorは購入しませんし、扱うことも難しいと思います。
ですからwordとかpowerpointで制作したものを、PDFで入稿受付したあとで、印刷業者でCMYK変換して印刷版を作成してくれています。
当然、色域の変化は起きますから、各種とも色調が変化しますが大丈夫ですね、という念押しがしっかり書かれています。
参考までに、どの程度変色するか図でお見せしますが、この画像もRGBで出来ていますから、実際の印刷物がこうなるといわけではありません。
あくまで参考として感じをつかんでほしいとうことです。
RGB CMYK

※イエローは“緑色”に、ピンクは“紫色”に近い色合いで表現される傾向があり、全体的にくすんだ色合いになる。
印刷業者がillustratorでの入稿を歓迎しているのは他にも理由があります。
illustratorはベクター系ソフトと言って、色の境目や面を座標で管理しています。
言い換えれば境目を線データで管理しています。
ですから、制作物の仕上がりラインが複雑なシールやステッカーなど、カットラインを線データでほしいわけです。
トンボ(仕上がり線の外側につけるヌリタシのライン)などを付加する機能も実装していますから、印刷業者側は手間なく正確なデータが入手できます。
残念ながら工房では、このベクター系ソフトでの出力対応をしていません。
Photoshop、GIMPなど、ラスター系ソフトと言って、面上の色をドットで管理しているものを使っています。
ですので、一部対応できない印刷業者とか、制作できない特殊な制作物があるのはそのためです。
印刷で変色する理由は他にもあり、紙の質(コートとかマットとか)、印刷方法(オフセットとかオンデマンドとか)、それと業種が使用している印刷機のメーカーや型式でも色合いの差が出ます。
結論を言えば、液晶がついているPCやスマホで印刷データを確認して、印刷された納品物を、こんな色じゃなかったとクレームするのは本末転倒ということです。
同じ見た目では絶対に印刷されません。
office系ソフトでの印刷データ作成
工房でもwordやpowerpointなどのoffice系ソフトで印刷データを数多く制作しています。
office系ソフトで印刷入稿データを制作される場合の注意点をいくつか書きます。
CMYK変換後に色調が変化する
前述したカラーコードの件です。
作成したデータはPDFに変換して入稿となりますから、印刷物の色調はそれなりに変化します。
対策としては、素材も含めて全体的に想定より明るめの色で制作する。
特に薄いピンクや黄色は、ワントーン下げた感じの色調で作ると、仕上がった印刷物は想定に近い色になるかと思います。
ただし、画像などをwordなどに貼り付けた後に、word等の機能にある図の色調変更などで行わないでください。
必ずPhotoshopやフリーソフトなどで画像の色調を行って、pngやjpegで保存したものを改めてword等に貼り付けてください。
理由は後述します。
透過処理も別のソフトで
デザイン上で素材のフチをボカシなどで透過させたり、グラデーションをかけたい場合など多々あります。
この場合も、必ずPhotoshopやフリーソフトなどで画像を透過処理させたり、グラデーションをかけたりの加工を施してから、改めてword等に貼り付けてください。
透過処理ですが、透過だけを簡単にできるフリーソフトも沢山ありますが、見た目は透過されていても、実際に貼り付けてPDF変換すると消した部分が残ってしまうというケースもあります。
これは、そのソフトの透過方法の違いで発生するものです。
PDFなどで必ず確認して、ダメな場合は別のソフトで透過するようにしてください。工房では、Photoshop、paint.net(フリーソフト)を主に使っています。
PhotoshopやGIMP(フリーソフト)でも、透過部分を別レイヤーにしたままPDFで出力すると、見た目は透明でも残像が残ってしまったりする場合があります。
必ずレイヤーを一枚画像に統合してから一旦pngで書き出したものを、素材として使うようにした方が良いです。
文字の装飾なども別のソフトで
テキストに着色までは通常しますが、例えばワードアートとかを使用して素材をつくったりとか絶対にしないでください。
必ずPhotoshopやフリーソフトなどで文字を加工して画像として保存、改めて貼り付けてください。
こちらで評価している限りでは、テキストの縁取りと光彩は大丈夫みたいですが、PDFへ出力する方法(ドライバーの種類)によってはダメな場合があります。
テンプレートを使う
各社、名刺・チラシなど制作物ごとに、Ai、psd、word、powerpointなど、テンプレートがダウンロードできるようになっています。
極力依頼先印刷会社の用意したテンプレートを使うことをお勧めします。
トンボや仕上がり線などが入れてあるテンプレートもあります。
ズバリ、相手印刷会社の仕様に合ったものを制作することができます。
Excelはやめた方がいい
Excelは見た目、プレビュー、PDF出力結果、すべて違ってしまいます。
特にテキストの文字ピッチや改行はグタグタになりますから、やめた方が良いです。